突撃!ナマイキTV 出演内容について
ブリティッシュガーデンスクールのクリスマスレッスンを取材くださいました
番組で「まつトミ」さんと一緒にクリスマスプディングを作りました。
皆さまも一緒に紅茶、中国茶、ティースイーツ作り、テーブルコーディネート、食育のレッスン、はじめませんか?お待ちしています。
そら豆についてキニナル先生として出演しました。
そら豆は大変優れた食材です。歴史は古く、北アフリカから西アジアが原産とされていて、化石も発見されています。文明が起こる以前からあり、古代エジプト ローマ人は儀式に用いたと記録があり「人類最古の作物」の一つとされています。日本には8世紀飛鳥奈良時代、遣隋使により中国から渡来しました。
宮城県の村田町はそら豆産地で有名ですよね。そら豆祭りも行われています。栄養価は非常に高く優れものです。
疲労回復・夏バテ予防・妊娠中の貧血予防改善・むくみ・肌荒れアンチエイジングの効果が期待できる鉄・ビタミンB1B2B6・カリウム・葉酸・亜鉛
便秘予防・ダイエット・デトックスに効果的な不溶性食物繊維
ストレス・不眠緩和・高血圧予防緩和・高コレステロール改善アルコール脂肪蓄積防止に効果的なレシチン・カルシウム・マグネシウム
スーパーフードと言っても良いかと思います。
放送ではヨーロッパでよく食べられている調理法をアレンジしたブリティッシュガーデンオリジナルレシピもご紹介しました。
ピュレ・・・・塩茹でしたそら豆を薄皮ごとすりつぶしてたまねぎのすりおろしとオリーブオイル、粉チーズを和えるだけ。パンにのせたりパスタに和えたり、もちろんそのままでも美味しいです
フライドビーンズ・・・・薄皮ごと油で揚げ、岩塩をふります。エゴマやなたね、オリーブオイルなどの植物油を使うとヘルシー
ヨーロッパのそら豆は日本の少し違って皮と綿が薄く平たくて細長く鞘ごとリコッタチーズを塗って食べると初夏の訪れを感じると言います。
7/10は茶の日。お茶、特に緑茶についてキニナル先生としてお話しして参りました。長年お茶の教室をやっておりますが、お茶の基礎を語るには最低でも50時間のカリキュラムが必要になりますが、スタジオでは15分でまとめます。
歴史は夏王朝より前、三皇五帝の神話の時代から茶は食していたとの記述があります。それは陸羽の茶経にも記しています。日本に入ってきたのは飛鳥奈良時代。そら豆と同じ遣唐使とともに中国から渡来した僧からとあります。中でも鳥獣人物戯画がある京都高山寺の明恵へ中国の僧、栄西が茶の実を預け、茶を育てさせ、根付かせ、苗木を植えさせた日本最古の茶園があり、今でも新茶を茶摘み、茶にし、明恵上人へ捧げる儀式があります。
さて、緑茶の茶の木、烏龍茶の木と言うのはありません。カメリアシネンシス学名チャを発酵のちがいで緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶の六大分類に分かれます。
緑茶・・不発酵茶
白茶・・弱発酵茶
黄茶・・弱後発酵茶
青茶・・半発酵茶
紅茶・・完全発酵茶
黒茶・・後発酵茶
放送では宮城県桃生産緑茶伊達茶と中国浙江省西湖龍井茶の飲み比べをゴルゴさんはじめ、アナウンサーの吉岡さん白澤さん、番組スタッフにテイスティングしていただきました。
日本緑茶と中国緑茶の違いとそれぞれの美味しさを解っていただき楽しい放送となりました。
お茶の楽しみも再確認していただき、紅茶やアレンジティーもキニナル!と言っていただきました。
アカモク(ぎばさ)の栄養について、キニナル先生としてお話しました。
キニナル先生三回目の出演させていただきました。
もずくでもない、めかぶでもない、アカモク。栄養価は高くスーパーフードと言っても良いほど。
ブリティッシュガーデンオリジナル簡単レシピをいくつかご紹介。
アカモクのお焼き・・・・山芋をすりおろし、アカモクと小麦粉、醤油をまぜ、オリーブオイルで焼く。
アカモクのケークサレ・・ホットケーキミックスと卵、アカモク、塩胡椒を混ぜ180度オーブンで35分焼く。
アカモクのマリネ・・・・玉ねぎをスライスして生ハムとアカモク、ワインビネガーと藻塩、レモン汁を和える。
アカモクのポテトガレット‥じゃがいもむを薄くスライスして棒状に切り、アカモクとハーブソルトを入れ混ぜ、オリーブオイルで焼く。
【第1回】幼児からはじめられる!ごはんの時間に大切なこと
小さな子どもの食事は「箸を覚えさせるタイミングはいつ?」「ごはんで遊んでしまう」「落ち着いて食事をしてくれない」と食事中の悩み事がいっぱいです。子どもの食事のマナーについて、どう向かい合っていけばいいのかみやぎシニア食育コーディネーターとして活躍をする専門家の井上さんにお話を伺いました。
ママたちが抱える悩み。子どもの食事マナー
食事のマナーをどう教える?
海外でテーブルマナーなどを学んできた井上さんは、みやぎシニア食育コーディネーターとして、ママやプレママのほか園などで食育講座や相談など多くのママたちの悩みに寄り添ってきました。子どもを持つママたちは「ごはんを遊びながら食べてしまう」「座って食事をしてくれない」「いつから箸を使うのか」など、食事のマナーに関する相談が多くあるといいます。
毎日の食事は、子どもたちの心身の成長、健康のために必要不可欠のものです。共働きなどで、忙しいママも多く、食事の時間が短くなってしまっています。ごはんの時間は、親子のコミュニケーションや子どものマナーを育てるにはとても大切な時間です。
子どもに食事のマナーをどう教えていいか頭の悩ますことも多いと思います。
人にやられて嫌なことをしないことがマナーのため、“食事中に椅子をカタカタしてはいけません”“テーブルに足を乗せてはいけません”と言葉で子どもに伝えても、ママやパパがテーブルに足を乗せて食事をすることはないため中々、伝えることは難しいです。
小さな子どもにマナーを教えるのに大切なことは気づきからです。同じ年代の子どもたちが集まる幼稚園や小学校など集団生活の中で、食事中にあんなことしたらダメだよね、いやだよねと、自然と感じてきます。その気づきから、やっちゃいけないんだということがだんだんとわかってくるので無理にあれはダメ、これはダメと目くじらを立てずに自分自身で気づくまで待ってあげてもいいかと思います。
10分でもOK!家族での食事
子どもが食事のマナーを覚えるのは集団生活だけでなく、お家でも基本的なことを習慣つけることができます。子どもは、真似っこが大好きなので、大人が席について「いただきます!」をすれば「いただきます!」をします。大人は箸で遊んだり、椅子をガタガタしたりもしないですよね。
家族で一緒にごはんを食べることで食事のマナーを子どもは自然と身についていきます。
パパの帰宅が遅かったり、ママも家事に追われてしまうこともあるかと思いますが、子ども一人での食事は避けるようにしましょう。小さな子どもたちは、真似事から動作を覚えるので一人での食事になってしまうと、サンプルがなく自由になってしまいます。
毎食は難しくても家族で一緒に座ってごはんを食べる時間をつくることが、マナーを伝える第一歩だと思います。
ごはんの時間の空間づくり
料理がテーブルに並ぶ前からごはんの時間を意識することで食事に対する興味が子どもにも湧いてきます。キッチンから聞こえる包丁の音。煮る、焼く匂いなど準備の段階から食事が始まります。
子どもに「今からご飯の支度をするからね。」「いい匂いがしてくるから待っててね。」と声をかけることで、匂いにつられてお腹が鳴ってきたり、カレーの匂いがするなどごはんの時間だという、リズムが生まれます。
いつもテレビを見て、くつろいでいるテーブルと食事をするテーブルと分けた方が、今からごはんの時間だと切り替えができます。視界に入る遊び道具も片付け、空間作りを意識しましょう。
心から食事を楽しむということが一番なので、小さなうちは上手に箸が使えなかったり、残してしまっても気にせず、みんなでごはんを食べるのが楽しい、ごはんが美味しいねという空間をつくることが大切になります。
今からはじめる簡単な食事マナー
ごはん遊びは集中力の問題?
マナーに関しては、子どものためと思い教えなきゃいけないんだという気持ちになってしまいがちですが、子どもが1歳であれば、ママも1年目なので食事中のマナーも一緒に学んでいけばいいと思います。
ネットで様々の情報を知ることができるため、他の子や同じ世代の子どもたちは?と考えてしまいますが、子どもによって癖やリズムが違ってきます。
あの子はこれができたから、自分の子もとなると成長を度外視した早さの追求になってしまいます。
ママやパパ、集団での食事の中で基本的なことは自然と身につけられます。マナーを急いで教えようとする前に、大切なことは食事はいつも笑顔で、楽しく美味しくというのが大切です。眉間にシワよせて、しかめっ面で料理を食べても美味しくないですから。
大人も長い食事時間になると、ダラダラしてしまいがちです。子ども関しては、物事に集中できる時間になると、10~15分程度だと考えます。
小さい子の料理になると、ごはんも少量のため、大人の時間に合わせてしまうと長過ぎてしまいます。そのため、子どもの時間をある程度区切って、満足しているようでしたら、全部食べ終わるまで待つ必要はありません。
子どもの中で食事に満足してしまうと、食器を叩いたり、グチャグチャしたりと遊びが始まってしまいます。子どもの様子をみて、食事を下げたあとに、量が足りないようであれば、おやつを用意してあげるようにしましょう。
その合間のおやつや食事もきちんと座って食べるようにしましょう。
大人に合わせて食事を用意し、栄養バランスが大切だから全部食べなさいと思いがちですが、間食を視野に入れ、食べ終わるまで待つのではなく、子どもの様子を観察しママの判断で食事の時間を終了しましょう。その方がメリハリがあり、集中してご飯を食べるようになっていきます。
成長別お箸トレーニング
子どもの成長のスピードには違いがあります。年中までには、箸の使い方を覚えさせたいと大人が思っていても、指先のつまむ、引っ張るなどの動作ができてないうちに箸トレーニングを開始しても身体的な発達によって、難しい場合があり、早くから箸トレーニングを始めればいいということでもありません。
教える側としては、箸を持つことに集中してしまい、子どもの発達などを後回しにしてしまいがちですが、お箸を持ちなさいと言われても上手くできなかったことで子どもにはショックに感じてしまいます。
子どもの成長に合わせてできることを始めるようにしましょう。
カミカミ期(9カ月〜)
離乳食後期で小さな物を手で掴み食べるという動作が出てきます。小さく細かいものを指先でつかむとことも箸を持つ訓練の一つになります。箸を実際に使う前に、大切な指を動かす訓練の時期になります。
パクパク期(1歳〜)
指先の動きを自分の意思でコントロールが出来てきます。小さいものをつまむ、大きいもをわしづかみにする。そういった手の動きがどんどん自由が効いてくる時期です。このときにスプーンを持たせ始めましょう。
スプーンを持っていると箸に移行しないんじゃないかと思うこともありますが、スプーンでも訓練になります。スプーンを使える様になってきたら、手をグーにしたわしづかみの持ち方ではなく、鉛筆を持つような持ち方を意識しましょう。箸を持つときの手の形になるので、スプーンでも箸を持つ訓練に繋がります。
箸のスタートや食事のカトラリーのマナーは幼稚園からでいいと思います。つかむ引っ張るなどの指とか手の発達、フォークやスプーンを持つという判断や重さになれるのも幼稚園くらいまでかかります。
箸を持ち始めてしまうと上手くできずにイヤになってしまう場合があります。無理強いしないで、スティック状に切り分けて、手で食べてもOKと思いましょう。
子どもが外で手を使って食べることが気になるのであれば、無理に箸で食べさせず、スプーンを用意してあげるといいと思います。
年少のときは、子どもが興味を持つ遊びに絡め、箸を使いスポンジをつかんで運ぶ遊びなどで箸の使い方に慣れましょう。
箸の使い方に慣れはじめたら、箸を使って食事を始めていきましょう。その際はスプーンやフォークも併用するようにしてください。箸だけでは、上手くできないことでごはんを食べないとなってしまう場合もあるので、この一口はお箸でやってみる?と声をかけてあげながら箸トレーニングをしましょう。
上手くできなかったりする場合は、指先の発達の途中なんだと割り切り、箸を使うよりも食べる楽しみに切り替えてあげましょう。また、何カ月したら再度挑戦してみるとできたりするものです。
まとめ
子どもが食事のマナーを覚えるのに効果的なことは、ママやパパと一緒に食卓を囲みことが一番の教えなのかもしれません。上手に箸を使えるようになって欲しい、周りに迷惑をかけないで食べて欲しいなどの思いから早くマナーを覚えさせたいと思う気持ちより、まずは食事が楽しいというベース作りがとても大切です。
監修
みやぎシニア食育コーディネーターとして、ママやプレママのほか園などで食育講座やテーブルコーディネート、紅茶、中国茶教室を仙台で開いています。食育相談に出向いて一緒にマナーの話、食事の悩みに関する話をする活動も行っています。